この資料について
本資料は、株式会社奉建社と取引する一人親方(個人事業主)を中心に、CCUSカードを行政書士に頼らず取得するための手順を、申請操作まで含めて完結させることを目的としています。記載内容はCCUS公式サイト(ccus.jp)の情報に基づいています。
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CCUSとは
建設キャリアアップシステム(CCUS)は、建設技能者の就業履歴・保有資格・社会保険加入状況を一元管理する国のシステムです。一般財団法人建設業振興基金が運営します。
技能者はICカード(CCUSカード)を現場でかざすことで就業履歴が自動蓄積され、経験・技能に応じたキャリアアップが見える化されます。グリーンサイトや他の現場管理ツールと異なり、個人に紐づいた公的データであるため信頼性が高い点が特徴です。
⚠ 2026年7月1日〜 経審(経営事項審査)W項目 配点改定
全公共工事でCCUS導入 → +5点 / 全建設工事(民間含む)で導入 → +10点
協力会社・一人親方のCCUS登録が、受注競争力に直接影響します。
| 区分 | 状況(2026年現在) |
| 国交省直轄の公共工事 | 実質義務化 未登録者は現場入場不可 |
| 民間工事 | 法律上の義務化はまだなし |
| 特定技能外国人の受入 | 登録必須 事業者・技能者ともに登録が要件 |
| 経審W項目(2026年7月1日〜) | 最大+10点 受注に直接影響 |
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登録者カテゴリ:法人雇用 vs 一人親方
CCUSの登録費用と手続きは、「法人に雇用されている技能者」と「一人親方(個人事業主)」で大きく異なります。最初にカテゴリを確認してください。
事業者登録(会社側)6,000円〜 ※
管理者ID利用料11,400円 / 年
技能者登録(簡略型)2,500円 / 人
技能者登録(詳細型)4,900円 / 人
会社側の最低費用(初年度)
17,400円〜
※ 事業者登録料は資本金額により異なります
事業者登録無料
管理者ID利用料2,400円 / 年
技能者登録(簡略型)2,500円
技能者登録(詳細型)4,900円
最低コスト(初年度・簡略型)
4,900円
行政書士代行費用 10,000〜20,000円と比べ大幅に安い
📌 一人親方は「事業者」と「技能者」の両方として登録します
一人親方は自分が事業者でもあり技能者でもあるため、事業者登録(無料)と技能者登録の両方を行います。事業者登録が完了していないと技能者登録に進めません。
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登録の全体フロー
STEP 1
事業者登録
会社または一人親方として登録。これが完了しないと次に進めない
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STEP 2
技能者登録
一人ひとりを登録。簡略型 or 詳細型を選択し書類をアップロード
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STEP 3
カード発行
審査通過後、郵送でCCUSカードが届く。通常約1ヶ月(書類不備があると+1〜3ヶ月)
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STEP 4
現場で使用
現場のカードリーダーにタッチするだけで就業履歴が自動蓄積
⚠ 重要:カード発行には時間がかかります
書類が正確であれば通常約1ヶ月。不備があると審査差し戻しになり、さらに1〜3ヶ月追加されます。
自己申請の80〜90%で書類不備による修正依頼が発生します。事前の書類確認が最重要です。
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公式サイト・申請リンク集
申請はすべて下記の公式サイトから行います。クリックで直接アクセスできます。
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事業者登録(オンライン申請手順)
最初に確認:各一人親方の事業者登録が完了しているかを確認してください。
完了済みの場合はSTEP 2(技能者登録)に進みます。一人親方の事業者登録は無料です。
| カテゴリ | 登録料 | 管理者ID利用料(年額) | 申請方法 |
| 一人親方(個人事業主) | 無料 | 2,400円 | オンライン |
| 資本金500万円未満の法人 | 6,000円 | 11,400円 | オンライン / 窓口 |
| 資本金500万〜1,000万円未満 | 12,000円 | 11,400円 | オンライン / 窓口 |
| 資本金1,000万〜2,000万円未満 | 24,000円 | 11,400円 | オンライン / 窓口 |
🖥 オンライン申請の操作手順(事業者登録)
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メールアドレスを登録
必要事項を入力して「利用申込み」をクリックします。登録したメールアドレスに申請ログインID・パスワード・申請用URLが届きます。
⚠ 迷惑メールフォルダも確認してください
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ログインして事業者情報を入力
届いたURLからログインし、申請フォームに事業者情報(商号・所在地・資本金・建設業許可番号など)を入力します。
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必要書類を添付してアップロード
建設業許可証・納税証明書などをスキャンまたはスマートフォンで撮影してアップロードします(JPEG形式)。
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内容確認 → 申請 → 支払い
内容を確認後「申請」をクリック。管理者ID利用料(一人親方:2,400円)をクレジットカードまたは払込票で支払います。
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審査完了・事業者ID取得
審査期間は約2週間〜1ヶ月。完了すると事業者IDが発行されます。以降、技能者登録に進めます。
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技能者登録:簡略型 vs 詳細型
| 比較項目 | 簡略型 | 詳細型 |
| 登録料 | 2,500円 | 4,900円 |
| 主な目的 | 現場入場のためのカード取得 | キャリアアップ・技能レベルの評価まで |
| 登録できる情報 | 本人情報・所属・職種・社会保険 | 簡略型の全項目+資格・健康診断・表彰歴 |
| レベル判定(色カード) | ❌ 不可 | ✅ 可能 |
| 資格・修了証の登録 | ❌ 不可 | ✅ 可能 |
| 健康診断情報の登録 | ❌ 不可 | ✅ 可能 |
| 後から詳細型へ変更 | 可能(変更手数料 2,400円が追加) | — |
| 推奨 | 急ぎで現場に入りたい場合 | ⭐ 長期的にはこちら推奨 |
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技能者登録の必要書類
📌 本人確認書類
マイナンバーカード
表面のコピーのみ。裏面(マイナンバー記載面)は提出禁止
住民票
発行から3ヶ月以内。氏名・住所・生年月日が記載されているもの
📌 顔写真(全員提出)
本人の顔写真データ
白・無地背景推奨。スマートフォン撮影可。顔が明確に写っていること。JPEG形式でアップロード
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申請ルート判定フロー(4問)
以下の4問に答えるだけで、申請ルートと必要書類が確定します。
未完了
先に事業者登録を行う(STEP 5参照)。一人親方は無料。完了後にQ2へ。
簡略型
登録料 2,500円。急ぎで現場に入りたい場合。後から詳細型へ変更可(+2,400円)。
詳細型(推奨)
登録料 4,900円。資格・経験を証明しキャリアアップにも活用できる。
持っている
オンライン申請可1点のコピーだけでOK。ccus.jpから申請できます。
持っていない
窓口申請のみ住民票+健康保険証の2点を持参し、本人が認定登録機関の窓口へ出向く必要があります。
ある
資格証・修了証のコピーを追加で準備。①名称 ②氏名 ③修了日 ④発行元 の4点が読み取れることを確認。
ない
追加書類は不要。書類が揃ったら申請フォームへ進んでください。
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公式サイトでの申請操作手順(技能者登録)
書類が揃ったら、以下の手順で ccus.jp の技能者登録ページ ↗ から申請します。
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技能者登録ページにアクセスしメールアドレスを登録
⚠ 申請用ログインID・パスワード設定URLがメールで届きます
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パスワードを設定してアカウントを有効化
届いたメールの「パスワード設定URL」をクリックし、パスワードを設定します。
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ログインして本人情報を入力
申請フォームに以下の情報を入力します。
・氏名(漢字・ふりがな)・生年月日・現住所・電話番号
・所属事業者情報(事業者登録済みの会社名)
・社会保険の加入状況
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必要書類をアップロード
身分証・社会保険書類・顔写真などをスマートフォンで撮影しJPEG形式でアップロードします。
撮影のポイント:書類全体が写っていること、文字が鮮明に読めること、影が入らないこと。
⚠ ここが不備の多い箇所です。文字がすべて読めるか必ず確認してから進んでください
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登録タイプを選択(簡略型 or 詳細型)
Q2で確認したタイプを選択します。詳細型の場合は資格証もアップロードします。
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内容確認 → 「申請」をクリック
入力内容をすべて確認してから「申請」をクリックします。申請後の変更は手間がかかるため、送信前に必ずダブルチェックしてください。
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登録料を支払い
簡略型:2,500円 / 詳細型:4,900円
支払方法:クレジットカード または 払込票(コンビニ・銀行)
💡 クレジットカード払いが最も早く処理されます
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審査完了 → CCUSカードが郵送で届く
書類に問題がなければ通常約1ヶ月でカードが届きます。不備があると差し戻しメールが届くので、指示に従い修正して再提出します。
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費用比較:3つの選択肢
一人親方がCCUSカードを取得する方法は3通りあります。
❶ 行政書士に依頼
行政書士報酬10,000〜20,000円
技能者登録料2,500〜4,900円
管理者ID2,400円 / 年
合計(初年度・概算)
14,900〜27,300円
・自分では何もしなくていい
・ただし料金の大半は「代行手数料」
・行政書士がやるのはフォーム入力のみ
❷ 奉建社サポートを利用
奉建社事務手数料奉建社にて設定
技能者登録料2,500〜4,900円
管理者ID2,400円 / 年
・書類チェックからサポート
・不備による差し戻しを防げる
・奉建社がデータを管理するため現場管理が楽になる
❸ 完全自己申請
代行費用0円
技能者登録料2,500〜4,900円
管理者ID2,400円 / 年
・費用は最小
・ただし不備率 80〜90%
・本資料の手順どおりに進めれば自己申請は可能
株式会社奉建社がサポートする理由
📊 公的マスターデータの構築
CCUSは国が審査した公的データ。社会保険加入状況・資格・就業履歴が証明済みで、グリーンサイトや他の管理ツールと異なり改ざんできない信頼性の高いマスターデータとして機能します。
🏆 経審スコアへの貢献
2026年7月からの経審改定で、協力会社・一人親方のCCUS登録が奉建社のスコアに直結します。全体的な登録率を上げることが受注競争力の強化につながります。
✅ 現場管理の効率化
CCUSカードがあれば現場の入退場・出欠管理が自動化されます。段取りノートや日報との連携も将来的に可能になります。
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注意点・よくある失敗
⚠ 書類不備による審査差し戻し
自己申請の80〜90%で書類不備による修正依頼が発生します。不備があるとカード発行まで1〜3ヶ月追加でかかります。
特に多い不備:① 社会保険書類に事業者名が記載されていない ② マイナンバーカードの裏面を提出してしまう ③ 資格証の発行元が不明確 ④ 写真が不鮮明
⚠ 事業者登録が先に必要
技能者登録は事業者登録が完了していないと申請できません。一人親方の場合、自分自身の事業者登録(無料)を先に完了させてください。
ℹ 本資料の免責事項
本資料の内容は2026年5月時点のCCUS公式サイト(ccus.jp)の情報に基づいています。制度改定・料金変更が行われる場合があるため、申請前に公式サイト(ccus.jp)↗で最新情報をご確認ください。